スタンフォードライフ



スタンフォード的お仕事の見つけ方このエントリをはてなブックマークに登録

つい先日学内で開かれたEngineering Opportunity Job Fairに行ってきました◎ GEやGM、FacebookやIBM、Paypal、名も知らぬスタートアップなど、ITやバイオ、環境系・電子機械系のTech系企業、さらにはAndreessen HorowitzといったVCがところ狭しとブースを出展していました。ちなみに学内で一番大きいのは約250社の企業が一堂に会するFall Career Fairです。


ちなみにこの秋冬学期でのジョブフェアイベントはこんな感じ。

Engineering Alumni Job Fair (September 17,2009)
Fall Career Fair (October 6, 2009)
Computer Forum Job Fair (October 7,2009)
Energy & Environmental Career Fair (October 12, 2009)
Graduate School Fair (November 5, 2009)
Computer Forum Job Fair (January 13, 2010)
Engineering Opportunity Job Fair (January 30, 2010)
ME Design Career Fair (February 9, 2010)
Construction Management/Structural Engineering Fair (February 10, 2010)
Liberal Arts Career Fair (February 11, 2010)
Winter Medtech Career Fair (February 24, 2010)
Startup 101 Entrepreneur Career Expo (February 24, 2010)
Silicon Valley Nonprofit Career Fair (March 3, 2010)
Spring Career Fair (Day 1) (April 14, 2010)
Spring Career Fair (Day 2 – Mostly different employers from day one) (April 15, 2010)

はじめに言っておきますと、ITにしろバイオにしろシリコンバレーではエンジニアが一番強い、日本的言い方をすれば、理系が強い、ということになります。日本では理系離れが騒がれており、理系の学位を持っていても単なるバックエンドのエンジニアとして日陰の生活が待っている、なんてこともざらです。一方こちらベイエリアでは『創れるもん勝ち』の文化のため、モノを創れるエンジニアが新卒からしこたま稼げるわけで、となるとジョブハンティングの機会も得てして多くなります。

定期的にジョブフェアが開かれて各企業の話をマンツーマンで直に聞ける環境があり、ジョブフェアがきっかけで仕事ゲット!が一番の就職活動かと思いきや、

【How Students Find Jobs – Stanford】
 - CDC Job Posting … 11%
 - Other Internet Job Posting Sites (Monster, Career Builder, Hotjobs, etc.) … 4%
 - Contact Organizations Directly … 7%
 - Job Fairs … 10%
 - On-campus Recruiting … 14%
 - Additional Ways (Newsgroups, Past Internships, Journals, Conferences, etc.) … 14%
 - Networking (Alumni, Faculty, Classmates, Family, Friends) … 40%

(調査:Stanford Career Development Center

というわけで、やはり何だかんだでネットワーク社会、『コネ』が大きく作用するコミュニティーだということがデータから見ても一目瞭然です。4割の生徒は何らかのコネクションでその後の仕事をゲットするわけなんですが、イヤらしい意味でのコネではなく、スタートアップを立ち上げる教授が優秀な生徒を引き抜いたり勧誘したりして仕事を与えるケースや、もちろん学生同士での起業(カシコイ人ほど企業所属がリスクでしか無いことを理解しているので起業します)もありますし、卒業生のパーティーで意気投合して入社が決まったりと、様々なケースがこの『コネ』にはあります。とはいえ流石のジョブフェア、1割の生徒はここでマッチングを果たすわけです。

またスタンフォードのキャリア開発センター(CDC)は求人・インターンシップのオンラインデータベースを構築していて、年中通してジョブハンティングをする企業でいっぱいです。ちなみにこの間は、2010年サッカーワールドカップの南アフリカ現地スタッフ募集がFIFAから出されていました。すぐに申し込んだことは言うまでもありません。

効果的なジョブハンティングのターゲティングとしてCDCが挙げているのがこの5つ。
 - Hidden Job Market
 - Networking
 - Contacting employers directly
 - Applying to job listings (online & print listings)
 - CDC job search resources
実は80%以上の仕事のポジションは公開されておらず、雇い主も人間、個人的な向き不向き・フィーリングが決め手だったり、その能力や人柄を自分が知っている人を取る方がリスクが少なかったりしますし、その空き枠を”推薦”や”紹介”などのコネクションで埋めたいと考えているわけです。

学生だからというだけであまり嫌な顔をせずこちらの企業の方々は会ってくれるので、積極的に足を使ってネットワーク広げていけたらなぁと改めて思いました。



ゲット・ザ・免許@カリフォルニアこのエントリをはてなブックマークに登録

つい先日、カリフォルニア州の運転免許証をゲットしました。あと車をゲットすれば101を疾走することができます。ひゃっほーい!!カリフォルニア州では、日本で申請した国際免許証があってもビザ有りで3ヵ月以上滞在する場合は現地で運転免許証を取る必要があるんですが(参考:”カリフォルニア州運転免許証取得情報 – 在サンフランシスコ日本国総領事館“)、実はその強制力が実は国際法に若干引っ掛かっているグレーゾーンなので日本の運転免許証+国際免許証さえあればレンタカーも借りられますし車を運転しても何も問題は無いのです。とはいえ、飲酒年齢に関して罰則規定が厳しいアメリカ(飲酒は21歳から)では、レストランやバーでお酒を飲んだりする時にIDの提示を求められるので、カリフォルニアの運転免許証を持っていると、今までのわざわざパスポートを提示していた鬱陶しさから解放してくれるわけです(残念ながらスタンフォードの学生証に生年月日は記載されていません)。

さてさて、2010年1月現在でカリフォルニアの運転免許ゲットプロセスがどうなってるのか自分なりの経験でまとめたいと思います。

1. 最寄りのDMV(Department of Motor Vehicle)オフィスに行く
2. 申請書に記入し、登録料$26を支払う
3. 視力検査+指紋採取
4. 写真を撮る(日本と違って笑顔OKです)
5. 筆記試験を受ける
6. 筆記試験合格後、実技試験の予約をする
7. 実技試験を受ける
8. 仮免許証を発行してもらう
9. 正式な運転免許証が郵送されるのを待ちます


これで終了です。ちなみにカリフォルニア州内各地にDMVはありますので、最寄りのオフィスに寄って申請して下さい。


ちなみにこのDMV、どこもそうですが平日だろうが何だろうが鬼のように混みます。特に昼過ぎになると長蛇の列です。朝イチに行っても混むのは仕方ないんですが、比較的数は少なく窓口の担当者も疲れてないのでサクサク捌いてくれるので、オススメは朝イチです。大抵のDMVは9時に開くので、8時45分には並んでおきたいものです。スタンフォードからだと、無料バスのマルゲリータに乗るか自転車で行くかしてCaltrainのPalo Alto駅に行き、そこからRedwood City駅で降り(大体10分弱)、最も近いRedwood CityのDMVまで徒歩10分程度。ちなみにCaltrainには自転車を積み込めるので、僕は自転車に乗って朝イチのオープンに間に合うようにPalo Alto駅に行きました。予定時刻より結構早く着いたんでむしろちょっと早い電車に乗れたんですが、実はそれが通勤急行で目的駅のRedwood Cityをはるかに通り過ぎてしまう事態。戻ろうにも便はほとんど無く、結局、本当なら電車7分+自転車5分の道のりを、電車15分+自転車必死漕ぎ40分。距離にして、軽く渋谷から大手町ぐらいかな笑 爽やかな汗をかけたと自分に言い聞かせつつ、背中をじっとりさせながらDMV前の長蛇の列に並んだことは今でも鮮明に覚えています。

さて、申請に際して我々留学生はパスポートや日本の運転免許証だけでなく、I-20を持っていくことを忘れないように。とはいえ、散々ゴネたらI-20無しでパスしてくれました。その後申請書を記入し、DMVオフィスに無造作に貼られている視力確認表みたいなのでパパっと視力を確認します。日本で使う黒いミニしゃもじの代わりが、ここではさっき書いた申請書です。立派なコスト削減です。写真撮影の後は即筆記試験なのですが、この筆記試験(文章問題36問+標識問題12問)が意外に面倒臭い。アルコールの血中濃度やら走行場面ごとの制限時速やら赤信号での右折OKやら何やらがややこしく、確か48問中6問ミスまでOK。そこでうってつけなのが、”カリフォルニア運転免許試験 日本語問題集“。これを全部ぱぱっとやれば、まず受からないことはないはず。実際出題された過去問に基づいているんでかなり効果的です。で、この筆記試験、日本語対応してますし、時間無制限です。受付の可愛い娘が「いつ終わっても良いからベストを尽くしてね」って言ってくれて、それはもう幸せでした。さて、この筆記試験が終わった後は、別日の路上実習になるわけですが、筆記試験終了後に練習用免許が発行され、路上実習試験日の予約をするんですが、ここで適当に日取りを選んで予定が合わなくなった時、またDMVの長蛇の列に並び予約し直し(電話はいつも混んでます)、またそれとは別日に来なければならずかなりの労力の無駄遣いです。なのできっちり時間の取れる日を選んで受験されることをオススメします。

さて、僕が実技試験を受けた日はあいにくのTyphoon Dayど真ん中。隣に乗っていた試験官も”What a miserable!”って言ってました。この実技試験には自分の車を用意せねばならず、加えて、筆記試験合格後にもらえる仮免許、自動車登録証・自動車保険の証明書、日本の免許証と国際免許証を持参する必要があります。僕はまだ自動車を持っていなかったので、大学内のレンタカー会社Enterpriseで、DMVでの実技試験用の保険をカバーしてもらって車を1日分借りました(計70ドル弱でした)。こちらの免許を保有する友人が同乗してDMVまで行き実技試験を受けるのも可能ですが、ただZipcarでは保険がカバーできず門前払いだったという話も聞きましたし、そこらへんは要チェックですね。

さて実技試験本番、路上に出る前に確認されるのが自動車の各部の名称とアームサインです。ワイパーやウインカー、ヘッドライト、ハザードランプ、デフロスター、サイドブレーキ、クラクションなどがどこにあるか分かっているかを聞かれ、アームサイン(手信号)では左折・右折・バックの3種類を尋ねられます。その後は、路上に出て20分ぐらい運転して終了です。途中車線変更や縁石沿いのバックを求められるぐらいがややこしく、雨だったので制限時速マイナス5mphぐらいでゆっくり走り、見過ぎか!と突っ込まれかねないぐらい念入りに大げさに左右確認をし、止まれの標識では必ず2秒は静止するなどすれば、全く問題ありません。まぁ日本でも運転免許証持ってましたし、途中フィリピン人の試験官と談笑するなど気楽に受けることができました。最後、試験官が総評を言ってくれた後その場でチェックシートを渡されて合否を発表してくれます。無事一発合格しましたが、チェックシートを見ると”Too Careful”の欄にチェックが入ってました。

とはいえ注意が必要な実技試験。かなり苦労する受験生が続出しているのでDMVも腰を上げて、YouTubeで”CA DMV-Top 10 Reasons for Failing the Driving Test“という動画リストを公開し、実技試験中にミスしやすい項目を取り上げて端的に対策を説明してくれています。1、2分ちょいの動画が13本だけ並んでいるので、ぜひ実技試験前にはこれを見てイメージトレーニングしておいた方が良いですね◎


その後受付で仮の免許証を発行してもらい、終了です。あとは気長にオフィシャルな免許が届くのを待ちます。さて、どんな顔になっているかだけが心配。さ、まぁこれでSan Franciscoにも行けるしLake Tahoeにも行けるし、オススメしてもらったぺブルビーチ沿いの17マイル・ドライブにも行けるし、ベイエリアを満喫出来そうです◎◎



雨上がりのベイエリア – この一瞬が見れただけで大満足このエントリをはてなブックマークに登録

Blue Sky
今週いっぱい大雨・強風続きで外に出るのも嫌な雨季ど真ん中、日本にいるとカリフォルニアは雨が降らず1年中晴れ続きという都合の良い情報しか入ってこなかったので、たまたま知り合いから5ドルで譲ってもらった小さい折りたたみ傘を駆使して自転車で授業のある教室までシャカリキで自転車を漕いでました。カリフォルニアの自転車って、ほぼ皆マウンテンバイクで、後輪のフェンダーが無いんです。つまり、雨の中自転車を漕ぐと、後輪からの水しぶき及び泥ハネで背中とカバンがえらいことになってしまうんです。おかげでこの一週間でバッグ3回洗濯しました。今カッサカサです。全くの余談ですが、こういう事情があるので、学生プロジェクトで自転車の後輪フェンダーをペットボトルで作っちゃおうぜっていう人たちもいて、発想自体は僕の小学校4年生時代の夏休みの図画工作レベルと同じなんですが、まぁビデオが何か面白いじゃんって理由でGlobal Innovation TournamentっていうイベントでViral Video Prize & The Practical Product Prizeという賞をもらってました。



今日も午前中は何やかんやで雨が降ったんですが、昼過ぎぐらいからようやく久々の青空。この雨上がりの晴れ渡る空を見ただけで全てが吹き飛ぶ、そんな気持ちでした。あともう少し経てば、雨季も終わってまた晴れ晴れな日が続くはず!!今日は勢い余って起きたてほやほやの状態から勉強してちょっとビハインド科目の復習をしました…晴れてんのにもったいないって言った方、いやほんとその通りです笑



これからのOpen Educationの「仕組み」とは?with 梅田望夫このエントリをはてなブックマークに登録

まずは呼び捨てにしてしまって梅田さん申し訳ありません!タイトルだけなんで勘弁してください(^^; ようやく精神力と体力をかなり摩耗した期末試験も終わり、一旦プレッシャーから解放され落ち着いた日々に戻りました。最近はベイエリアは梅雨に入り、乗っているマウンテンバイクの土はねがカバンにつく面倒臭いシーズンになりました。ちなみに昨日は地元の日系人のお宅(超デカい!)にご招待され、昼からカニ・寿司・ローストビーフを頂くクリスマスパーティーに参加しました◎

さてさて、先週の試験期間中、『ウェブ進化論』著者の梅田望夫さんのオフィスを訪れ、ランチ@Kappo Naminami(Mountain View)をご一緒しました。ランチではOpen Education、そしてGoogleの狂気に関してお話してきました。

巷ではiTunes UだとかYouTube EDU、MITのOpenCourseWareだとか、いろんなオープン教育映像コンテンツが出回ってます。ちなみに東大もUT OCWを立ち上げて「知の開放」を掲げて波を逃すまいと必死です。しかしながらこうした映像コンテンツはただ置かれているだけ。「教育」としての仕組み作り、つまり『遊び』から『勉強』に向かせるインセンティブの仕組み作りが未整備、ということです。YouTubeやiTunesがクリティカルマスに達しているという理由で、映像コンテンツを置いているに過ぎません。インターネットがインフラ化し皆の手元に届いている現在、YouTubeなりGyaoなり放っておけば何時間でも『遊び』に時間を費すことができる中、『勉強』の方に体を向かせる力添え・インセンティブ提供を行う必要があるわけです。つまり、いかにコンテンツを整理するか、に加えて、いかにユーザーのスティッキネス(滞留率)を向上させ勉強のモチベーションを与えるか、ということを考える必要があるわけです。以下続くのは、教育をサービスとして考えた時の話です。

最近梅田さんも注目しているのがWestern Governors Universityで、講義受講・試験受験・レポート提出はオンラインで済み、学位も出るという先進的なWebベースの大学です。しかしながら、皆知らないような大学の学位を取ることが高等教育を受けるインセンティブになるのか?ただ勉強することが目的なのか?という疑念は拭い去れません。前者に関しては、おそらく大半の人が「そんな学位いらない」と答えるでしょうし、後者に関しては、おそらく過半数の人が「将来のキャリアパス(ビジネス・研究)に直結しているから大学で勉強している」と答えるわけで、決してWebベースのオープン大学システムだからといって市場にイノベーションが起こるというわけではないはずです。文書共有サービスScribd学位論文有料販売モデルも、ある程度の利益は生み出すでしょうがまだまだ先は長そうです。

これに欠けているのが、最も教育システムで大事な『ラーニングコミュニティーの閉鎖性』だと私は考えます。ここで参考になるのがやはりアメリカのトップスクールの授業内コミュニティーとオープンソースのコミュニティーです。前者に関して言えば、毎週の課題や定期試験然り、膨大なハンドアウト・資料、TAによる授業サポート然り、学生を学業以外に目を向かせないようにする、いわば強制的な閉鎖性が学生の勉強へのモチベーションを維持させ、一流大学を一流たらしめる要素の一つなのではないかと思います。後者は、オープンソース製品の開発に貢献すればするほどコミュニティー内評価が高まり、結果的に、エンジニアとしての評判が仕事獲得、製品レベルの向上が市場創成・ビジネス化につながる、というように明確な出口が存在します。これはもちろん前者の学業に関しても言えることです。つまり各講義における閉鎖的サポートシステムと出口としての食い扶持確保が揃って初めて、人は『遊び』から『勉強』に(膨大なエネルギーを投じて)姿勢を変えるわけです。

実例で言えば、StanfordはSCPD(Stanford Center for Professional Development)を通じて通常の生徒同様の教育環境(通常授業のビデオ版レクチャー提供、試験・レポート提出有り、TAによるサポート)をフルタイムで通学できない人(主に社会人)向けにオンラインベースで提供しています。また、評判の高いオンライン相互添削サービスLang-8は京都発のかなり良いサービスですが、もっとそうした専門分野としての閉鎖性(学習プラットフォームとしての在り方)、添削のインセンティブ付与(例:添削評価が高ければ国際的なジョブポジションがゲットできる、資格につながる)などが整えば、より充実した(プロフィッタブルな)サービスに化ける可能性は十分に備えていると思います。

正直大学の存在に関して言っているわけではないのでシグナリング理論を持ち出されると先に進まず、新たなビジネスチャンスの芽が摘まれてしまいます。「この大学に行きたいから・この勉強をしたいからここの大学に入った・この講義を取りたい」と純粋に考えて意思決定をしている人もいるわけです(僕がそうです)。高密度の学習経験を与えて成果を生み出すことで、代替可能性の無いアウトソーシングの難しい人材、もしくは代替を迫られた時に再学習で新たな強みを獲得できる人材(from『フラット化する世界』著者:Thomas Friedman)を輩出する、という今後のグローバル化で生き残るための命題を満たすことが、今後の教育システムの課題になってくるでしょう。

…さてさて、昼から豪勢な食事を頂いた昨日の影響で、今日はこの記事書きつつ若干胃もたれ気味です。でもでも、本当に美味しかった!!!!最高◎
↓パーティーの様子◎

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スタンフォード講義・期末試験事情 – 3ヵ月でいかに詰め込むかこのエントリをはてなブックマークに登録

あっという間に秋学期が終わろうとし、今週はもう期末試験週間です。皆朝から晩まで図書館にこもったり家の机にかじりついたりして最後の追い込みをしています。かく言う僕もかなり今学期はピンチなんで、人の心配している場合じゃないんですが(^^;

スタンフォードはクォーター制を採用しているので、春夏秋冬の4学期があり、各学期3ヵ月前後となっています。何がすごいって、その3ヵ月の間に基本金融・投資理論を叩き込んだり、Googleの検索エンジンの裏側がどうなっているかを理解させたりするわけです。2学期制の東大の授業量と匹敵する、いやそれを超えかねない量の知識をこの3ヵ月間でみっちり頭に入れさせるわけです。もちろん各講義内容は既に定められており先生は一定のペースで授業を進めるので、きちんと予習なりフォローアップなりしておかないと、気が付いたら取り残されている、ということもしばしば。もちろん1学期3ヵ月のくせしてきちんと中間試験もありますし、ほぼ毎週、少なくとも2週に1回は宿題が課され、またそれとは別に生徒3、4人で協力してチームプロジェクト課題に取り組む、というのもありました(英語不出来なのでこれがしんどかったー。。。^^;)。このように、生徒を勉強せざるを得ない状況に追い込んで「出来る奴だけついてきなさい」的な姿勢で学習カリキュラムが組まれています。Coursework(スタンフォードIDでログインして使える講義一元管理システム)では各生徒が受講している講義を管理することができ、Coursework上で宿題を提出したり、きちんとハンドアウト・各種資料がダウンロードできたり、前回講義のビデオを見返したり、ディスカッションフォーラムで質問・議論できたりするわけです。TAが手厚いサポートをしてくれるのも含め、こういうWebツールを上手く活用して生徒の負担を増やさず学習環境を効率的にする所にスタンフォードと東大の差があるように思えます。

巷では詰め込み教育がどうのこうのと言われていますが、僕個人としては、もちろん行きすぎは良くないけれども、詰め込み型の勉強はある程度のレベルまでは必要になってくると思います。「子どもの考える力が奪われる」「想像力が無くなる」なんて外野は言ってますが、言語道断です。脳のハードディスクの中にいっぱい知識や経験を詰め込んで酷使し(たかだか人の脳なんて3%しか意識的に使えないんで全く酷使でも何でもないんですが)、限界容量を超え溢れ出た時に、人間の“想像力のきらめき”が生まれる可能性が存在すると思います。ルールや既存理論をきちんと理解しているからこそ、天才はそのルールや既存理論をぶっ壊すことができるのです。そのハードディスクに必要な情報をきちんとスピーディーに整理して詰め込み定期的にチェックすることが、かけがえのない想像力・限界突破力の源泉です。ある一定のレベルまでその情報蓄積及びメンテナンスをサポートするのが教育ですから、まず初段階としての蓄積過程を放棄している時点で、「甘え」根性が骨身に染みつきいわゆる“面白い”人間にはなれないってわけです。努力すれば須らく皆成功するわけではないですが成功した人は須らく皆努力しているのであって、厳しい環境で生き続けるからこそ得られるモノもあるわけです。まぁ外野があーだこーだ言っていますが、鼻で一笑に付しながら勉強していれば問題ありません。

そして、話が大分飛びましたが、もう明日に迫った期末試験は1科目ほぼ3時間の長丁場。これが辛い。ほぼマラソンです。特に初学期なのでどうペース配分すればいいかも分からず今は若干ヒヨッてます。とはいえ、自分で選んだ修羅の道、やるだけのことはきちんとやって、来学期へとつなげていきたいと思います。

…さて、目も覚めたし勉強すっか!!


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師走 – 期末試験に頭悩ます12月の到来 ~ナルト大好きエルサルバドル人を添えてこのエントリをはてなブックマークに登録

さてさてもう12月がやってきまして、日本ではクリスマス商戦だか年末年始テレビ特番だかでてんやわんやみたいで、こちらでもBlack Friday(Thanksgiving weekの金曜日はそこかしこで超特売が行われる)やCyber Monday(Black Fridayで売れ残った在庫をネットで売っ払う)の話題で持ち切りでしたが、そんな喧騒お構い無しにこちらではFinal Exam(期末試験)が来週まで迫ってきました。

振り返ってみれば、スタンフォードでの初学期、学業に関して言えば何が何やらよく分からないまま流されてたような気がします。予習に時間を割けず(これ大反省ポイント)、それでいてフォローアップに時間がかかり、日本語で言われりゃすぐ分かること(だとフォローアップ後に気付くこと)が英語では「ん?」といちいち疑問符を打ってGoogle様にお尋ねしないと進まないこのもどかしさ。はぁ、哀れMy English Skill。日常生活は何とかなるのが逆に厄介で、ここから英語スキルを底上げしようと思わないんですよねぇ。いや、思うんですけど、他のコトが気になって放ったらかしになってしまうんです。これも反省。学期が終わったら必ずFriendsを全10巻観て英語上達してやる!…ってこないだeBayで全巻セット買ったら10巻のカバーだけ無かったから文句言わないかん!忘れとった!!

そういや話変わって、こないだたまたま知り合った日本大好きエルサルバドル人(26歳)のPh.D.(薬学部)の人とご飯食べに行きました。以下全て彼のセリフ(英語)です。最初に断っておきますが、僕はワンピース以外はジャンプ系の漫画をあまり熟読していません。


「マコート、日本のアニメでは何が好き?僕はナルトが一番好きで、二番目はブリーチだな。」

「オゥ、マコートもナルトとブリーチ知ってるのか!」

「僕はサクラちゃんが大好きです(壁紙がサクラちゃんのiPhoneを見せてくる)、ウへヘヘヘ。」

「そうそう、キュートなんだよ。マコートはナルトの中で一番好きな戦いはどれだい?」

「そうか、確かにシカマルはスマートだよね。じゃあマコート、二番目に好きな戦いはどれだい?」

「え、無いの?じゃぁ僕の一番好きな戦いはどれだと思う?」

「違うよ!僕が一番好きなキャラクターは誰?もう答えは分かるだろ!?」

「そう、僕の愛するサクラちゃんが暁に勝っちゃうんだよ!じゃあ二番目に好きな戦いはどれだと思う?」

「違うよ!僕が一番好きなキャラクターは誰?もう答えを言ったじゃないか!」

「そうそう、ナイスだマコート。じゃぁブリーチで一番好きなキャラクターはどれだい?」

「そうか、主人公は皆の人気者だからね。じゃぁ二番目に好きなキャラクターは誰だい?」

「そうか。格好いいよね。まぁ僕は12番隊隊長の涅(くろつち)マユリが一番好きだな。マーッドサイエンティスト…ウへヘヘヘ。」

「二番目に好きなのは6番隊の朽木白哉隊長だな。でもやっぱりマユリがグレートだよ。マーッドサイエンティスト…ウへヘヘヘ。え、僕はマッドサイエンティストにはならないけどね。じゃぁマコート、僕の一番好きな戦いは何だと思う?」




…もう順番いいから!!!!www

サクラちゃんとマユリ隊長が好きなのはもう十分分かったから!!もうおなかいっぱいです。とはいえ、この後も彼のナルト・ブリーチ談義はしばらく続くのでした。まぁ念のため言うと、彼はいい奴なんで。

まぁこんな感じでいろんなことはありますが、何とか最後の期末試験は人並みの成果を残したいと思います。これをこなせば日本での楽しい年末年始休暇!!頑張ろう。いや、ほんまに。


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2009年バイリンガル就活事情 - Boston Career Forum 2009このエントリをはてなブックマークに登録

先週末金曜日から日曜日まで、西海岸から東海岸までひとっ飛び、ボストンに行っておりました。というのも、年に1度の日英バイリンガル対象のビッグ就活イベントであるBoston Career Forum 2009があったためです。卒業はまだ全然先なんですが、同年代の就職事情がどんなもんか・自分がどんな感じで評価されるのかを調べに、そしてあわよくばサマーインターンをゲットしにw、空路約6時間かけてサンフランシスコからボストンへ行きました。


参加企業数が昨年に比べて約半減の102社という所から、やっと不景気の煽りがキャリアフォーラムに届いたと、経済の底冷えを実感しました。GoogleやMicrosoftは去年参加していたのに今年は来ず…あまり成果が芳しくなかったんでしょうか?(行きたかったのに…) いわゆるTech系の企業ブースをガンガン回りたかったんですが(SVに社屋があるとなおGood ^^)、今回は参加企業が少なかったので、金融系中心に回りました(回らざるを得ませんでした)。先週いっぱいは授業の課題やプロジェクトメンバー集めなどに奔走していたのでぜーんぜんBCFの準備ができておらず、Webアプリケーションを出したのもほぼ1日2日前だったので、各ブースを回ってインタビューを受ける前は、持ってきたiPhoneとノートパソコンを駆使して徹底的に高速リサーチ、リサーチ、リサーチ。ありがとう、インターネット!w しかも日本語英語バイリンガルのイベントと聞いていたんで自分の英語力がかなり低いので心配でしたが、ほぼ日本語でセレクションが進んだんで、何とかヒィヒィ言いながらもこなすことが出来ました。

BCFは3日間のイベント期間中、下手したら1日で内定・インターンがもらえるまたとない就職活動のチャンス。学生側は1ヵ月2ヵ月前から準備する人も多く、アグレッシブな熱気が充満していました。市民権保持者じゃないとダメ・男子じゃないとダメ、みたいな企業に1日で内定もらった知人の女性(undergrad)もいましたし、積極的に自分を売り込んでいけば道は拓けるみたいです、BCFは。せっかく皆ボストンまで来たんだからいっぱい企業ブース回れば良いのに、休憩スペースやフードコーナーでずっと他の就活生と喋ったり本を読んでたりする人がいて、何かもったいないなぁと思いましたけれども。まぁ人それぞれなんで。

結果2社からサマーインターンの確約を得たんですが、何よりこのボストンで小中高大一緒の同級生とばったり会ったり、大学院時代の友人と遭遇したり、久々に会うHarvardの友達の部屋に泊まったり、大学学部の先輩に当たる人や共通の友人が日本にいる同級生と飯食ったり、それはそれは出会いに富んだ3日間でした。最終日にはボストン名物のロブスターなどのシーフードを堪能できたんですが、何せ3日間仕事探しに奔走していたので初めての東海岸を120%満喫ってわけにはいきませんが、実りの多い3日間でした◎ とりあえず、ロブスター1本食いのあのプリプリ感はしばらく忘れられそうにありません。



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