一般分析・考察



授業映像を無料で公開するトップスクールの思惑このエントリをはてなブックマークに登録

以前”これからのOpen Educationの「仕組み」とは?with 梅田望夫“でも述べたように、トップスクールはどんどん自分たちの講義をiTunes UやYouTubeに流したり資料もWebにアップしたりして無料公開しています。高い授業料払ってるのに学生たちは怒らないのか、大学側は自分たちの講義手法が真似されてしまうんじゃないのか、みたいな疑問を持つかもしれません。

iPhone Application Development(CS193)の講義動画@Stanford

MITのOpenCoursewareへの取り組み


MITは2000近い講義を全てオンラインで視聴出来るMIT Open Coursewareをどんどん進めてオープンアーカイブ化を進めており、MIT OCWまでの網羅性は無いにしろ、StanfordやU.C.Berkeleyは惜しげも無く自分たちの講義をiTunes UやYouTubeに流しています。通常の大学ならばWeb上に公開するのは授業名と簡単な説明とそれを講義している教授がいかにすごいかっていう経歴説明だけ。一方世界のトップスクールを始めiTunes Uにコンテンツを提供したりYouTubeと提携したりする大学がこの流れをどんどん進めて行くのは、もちろん自分たちの大学の講義を全てアーカイブ化して、ある種の”本棚”でもあるiTunes UやYouTubeなどを使ってWeb上で整理することが1つなのですが、もう1つには、彼らが考える大学のコアコンピタンスが人が作り出す情報そのもの(=講義)からその人と人との近接性・ネットワークに移ってきたからだと考えます。

講義そのものもその内容は大事なのですが、先進的な研究を行っている教授の近くにいられる、直に教えを乞うて自分を磨き上げることが出来るという紐帯感、そしてお互いを高め合える学生同士の関係性、そこから広がっていくネットワークがとても大事で、大学はそこに気が付いたため現在のオープンアーカイブ化の流れを善しとしているのでしょう。また研究映像をオープンにしていたため世界中からアクセスされ、それに興味を持った同分野の研究者がコンタクトを直接取り共同研究が進む、という話もあります。アカデミックな世界でも”ソーシャル”な流れはどんどん進んできており(とはいえまだまだ古い世界なのは否めませんが)、Twitter/Ustreamが時代を再定義しつつある以上、現在講義中の授業動画・研究映像を公開する”リアルタイム・アカデミア”も近いうちに実現するかもしれませんね。




2010年の情報通信広告市場の予想このエントリをはてなブックマークに登録

マーケティング・サロン りゅうぼんの日記 – 日本の広告費“の情報によると、旧来型メディアの広告市場のシュリンクぶりは燦々たるものだそうです。

テレビ:19000億円→16000億円(17%↓↓)
新聞:8200億円→6500億円(30%↓↓)
ネット:7000億円→7000億円(現状維持)
雑誌:4000億円→3000億円(25%↓↓)

テレビをつければパチンコと通販のCMばっかり、いやほんと、日本に帰ったら花の慶次とマリンちゃんのCMばっかりで台詞が今でも脳内ループされます。新聞の広告では朝日新聞ワンピース全面広告以外全く印象に残ってないし(これと比較しちゃマズイか笑)、出版業界は出版業界で、廃刊・休刊・部数減の悪影響から2009年の出版総販売高が21年ぶりに2兆円を割っているそうです。小学五年生/小学六年生、月刊フォーブスやガテンが廃刊、今年3月にはフォーサイトも廃刊とのこと。うーむ、まずいですね。ネットの広告市場規模が7000億円と前年と変わらず伸び無し、というのもどこか引っ掛かりますが、金融危機で広告費を差し控えるようになった背景の下、固定的ネット広告費(バナー・Eメール・ストリーミングなど)が若干下がった分を、低額で提供可能な検索連動型広告費とモバイル広告費の上昇分がカバーしたという感じでしょうか。電通総研の試算によると、2011年のネット広告費は7500億円超だそうです。ちなみに各メディアの広告市場がどのような道を辿ってきたかというと…
(出典:平成21年版情報通信白書

そんな中売上を伸ばしたメディアは「通信販売」で市場規模が10%も伸びたそうです(22650億円→25000億円)。ちなみに情報通信産業の各レイヤー別の市場規模はこんな感じです(2006/07年)。

(出典:総務省「ICTの進展が社会経済に及ぼす効果の計量分析」)

システムメンテナンス市場が5兆円規模ってすごいですね笑



圧倒的存在感で中国政府に反旗を翻すGoogleの巧みな立ち位置このエントリをはてなブックマークに登録

噂のGoogle Blogの記事を発端に、WSJCNNが次々と伝えるなど、やはりこちらの中国人留学生の方々はこのニュースには敏感になっています。とはいえ、「やっぱりね」とか「あるとは思ってたけど」みたいな想定の範囲内といった反応が多かったように思います。

当面の目的は中国政府への牽制の意味を込めたものですが、おそらくGoogleは本気で撤退を考えていることもまた事実。WSJ Japanの記事によると、同社CEO Eric Schumidt氏は中国の自由化推進のために中国国内での事業展開は道徳的意義があるという自身が長年思い続けている主張を述べる一方で、創業者のSergey Brin氏はその意見に強く反対、2005年の中国進出以降約4年間Googleは既に十分な手段を尽くしたと述べ、これ以上検索結果の検閲を正当化することはできないと主張したとのこと。13日の午前9時にGoogle Chinaで行われた全体ビデオ会議では、創業者Sergey Brin氏から、中国政府と協議して検閲体制が変わらなければGoogleは中国市場から撤退するという考えをスタッフに対して明言しています(出典:山谷剛のアジアンアイティー)。

13億人市場の中国を実質「異文化」の一言で(かなり大きい理由ですが)排除するのは、特に無形財の「情報」を飯の種にしている世界企業の方針としては考えにくいですが、ハッキング天国とまで言われる中国において”Do Not Evil”を掲げるGoogleが捜査当局の検閲を許してしまえば、今まで築き上げたブランドイメージが世界規模で低下してしまうリスクもあります。中国ではYoutubeの閲覧は禁止されており、一般回線では開く事ができず、中国での動画事業でのプロフィットはほぼ無いと言っても良く、Google本体が締め出されると同社売上の9割以上を占める検索連動広告事業が中国国内で実施できなくなってしまいます。しかも中国ではメディア≒政府(やはり国内企業を配慮)が定式化しており、スタートラインの時点で国内企業に何歩も離されている外資系企業のマーケティング戦略は非常に困難を極めます。

現在のGoogleはスマートなアルゴリズムを創り上げる(Page Rankなど)というよりは、圧倒的なプロダクトの力を以て膨大な情報データを収集し、蓄積・学習させることでより良い結果を生み出す、といったアプローチを取っているようで、どんどんモバイルやら音声やらにリーチして多角的な情報蓄積を実施しています。というわけで、若干話は飛びましたが、圧倒的に潜在的情報量の多い中国を今のGoogleは見放したくないと思っている反面、Baiduが圧倒的な国内スタンダードを維持している以上、「サービスの現地化」に難航するGoogle Chinaが中国検索市場の主役に躍り出ることはまず無いのが現状です。

人権問題・ハッキングなどの爆弾的リスクを抱えながらトップになれない中国で粛々とシェア拡大に努めるよりは、知的財産権保護・ビジネスモデルの安定化といった観点を含めて、残りの50億人市場で有無を言わさずトップを取れば良いという合理的な考えが根底にあるはず。しかしながら”Rising Sun”たる中国市場の増え続けるパイを横目に見ながら手をかけないのはこれからの国際経済競争下において致命的とも思えます。この牽制を受けて中国国民がどう思いどう行動し、ここでGoogleに妥協してしまえば他の外資系企業への対処が難しくなる中国当局がどう出るか、そしてGoogleがそれにどう対応するかは正直なところまだ分かりかねますが(何かゲーム理論っぽいですねw)、マクロ・ミクロ両面での経済発展には法治国家としてのガバナンスが不可欠、という経済論理を大きく狂わせるニュースだったと共に、Googleにとってはどっちに転んでも一本筋を通すことのできる企業イメージを抱かせることができ、結果オーライの結末になるかなと思います。とはいえ、ヒラリー米国務長官も絡んでいることですし、まぁ間違いなく中国政府側が若干折れてGoogleをなだめることになるでしょう。Googleもこのデカくなり続けるパイを逃すわけないです。でも、Nexus Oneの中国販売は当面お預けでしょうね。



東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻を改めて振り返るこのエントリをはてなブックマークに登録

東大の経済学部を卒業して、今現在スタンフォードに来てはいるんですが、東大経済3月卒業から米大学9月入学までの半年間、東京大学大学院に在籍していました。その名も、東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻(長い!…通称TMI)。実はこのTMI、かなり人気の専攻のようで、聞いたところによると僕の年は競争率6倍7倍ぐらいだったみたいです。そんな高い競争率の中合格したのに、半年で出て行ってしまってどうもすいませんでしたw でも僕の他にももう一人留学した人もいるんで(コロンビア大学)、まぁ勘弁ってことで◎

さてさてこの専攻、何が良いって入試に理系特有の専門試験(化学とか物理とか)が無いんです。
・TOEFL iTP(=英語)
・論理的思考力を見るための問題(=数学)
・小論文(=国語)
この後に教授陣複数vs受験生1人の口述試験があるとはいえ、第一次選抜試験はこの英数国の主要3教科でOKなわけです。そりゃ受験者も増えちゃうぜって話です。そうなると合格者のバックグラウンドも多様で、機械工学や電子工学を学部に学んできた学生をはじめ、僕は経済出身、法学部や医学部出身の同級生もいました。元々就業経験のある社会人向けに創設を企図されていた専攻でしたが、若年期から技術経営の何たるかを頭に叩き込ませるため、紆余曲折を経て学部卒で即入学できるプログラムになったとのことです。

ちなみに留学生受け入れも非常にオープンで、僕の年の同期30人のうち約4分の1の7人は国費留学生の中国出身者でした。このグローバル化の中隣国の中国だけでなく欧米やインドなどから来てもらえるような環境を作り上げる必要はありますが、まぁ…しばらくは無理でしょう。彼ら留学生にとって日本に留学するのも欧米トップスクールに行くのも結局同じ手間で、どちらが良いかなんて正直聞くまでもないと思いますし、わざわざシュリンクする日本市場で活路を見出す非効率的なことは、頭のいい彼らならしないでしょう。TMIが独自の「毛色」(卒業生全員が技術系ベンチャーを創るだとか欧米トップスクールに留学するだとかスタートアップでのインターンシッププログラムを設立するだとか)を見せない限り、彼らの琴線に響くのは何十年も先かなと思いますが。

東大TMI、来年度より英語だけのMOT修士取得コースを開講』(2009年11月27日)
↑これなんて世界視点で考えるともう当たり前にすべきことなんですよね。遅いぐらい。まだ創設されて4年程度のTMIですが、創設時点から全授業英語にしても良かったんですが。

ちなみに大学院課程修了後の卒業生の進路は、いわゆる「東大らしい」コンサルティング・投資銀行が非常に多いです。技術経営を学んだ者としてこのキャリアはどうなの?と思うこともありますが、まぁ個人が描くキャリアパスに関して文句を言うのは時間の無駄ですし、プログラムの理念を汲んでメーカーなどの技術系キャリアに進む人もやっぱりいるようですし、各方面で皆が活躍しているという事実に関しては喜ぶべきことだと思います。


まぁそもそも技術経営とは、“技術を核にした企業経営及びイノベーション創造”と僕は捉えています。となると技術って何やねんって話になりますが、『自然界の現象を現実的な人間の手段として利用するため、道具や体系をつくる(設計・構築する)という目標があり、その中での「設計や構築の方法」』(Wikipediaより)という説明が分かりやすいかなと思いますが…もっと噛み砕くと、『ある状況を実現させるために必要な知識・知恵とそれをいかに活用するかという手段・能力』ということでしょうか。機械技術(原動機・エネルギー、機械・装置)、電気・電子技術(コンピュータ・電算機・電子制御、通信・コンピュータネットワーク、エレクトロニクス)が大枠と考えられていますが、経済・金融、法律や医学ももちろんこの中に入るでしょう。またイノベーションとは何ぞやという話に関しては、これまたWikipediaからですが、『新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革』という説明が適切かな、と。つまるところ、従来の成長型モデルとは異なる、創造型価値追求によって社会変化をもたらすこと、という感じでしょうか。

この技術経営を学ぶためにTMIが提供している三本柱が、技術開発学・経営科学・知的財産経営学であり、各産業界との協力によるビジネスプロジェクトや学術論文作成がこれを支えています。目玉となる授業は俯瞰経営学と技術ロードマッピングです。俯瞰経営学に関しては、担当教授が退官され今年から単位認定無しの授業になりましたが、各チームが分析対象企業を選び夏学期の間キャッシュフローからビジネスモデルまで様々な側面からその企業を分析するプロジェクトです。かなり授業前準備が必要ですが、プレゼンテーション能力・コミュニケーションスキルを含めて、ビジネスセンスが磨かれる授業です。技術ロードマッピングに関しては、僕が離れた冬学期の授業なので直接履修したわけではないのですが、分析対象企業の5年後10年後の成長戦略や市場分析を行い、最終的には企業担当者(CEO含む)にそのロードマップをプレゼンする、というこれまた準備に時間が割かれるタフな授業ですが、評判は良いとのことです。

また授業外では、約1週間米西海岸の有名IT企業(GoogleやYahoo!など)や研究所(Parcなど)、トップスクール(Stanfordなど)を訪問するシリコンバレー研修が有名です。現地の起業家として活躍する日本人と懇親会を開くなど、詳しい内容に関しては「海外研修2009その1」が明るいかなと。

そんなこんなでTMI入学ご希望の皆様、日本で活躍する目標をお持ちであればぜひお受けになることをお勧めします。そして、海外をバトルフィールドとして活躍したいと真剣にお思いの方は、滑り止めにどうぞw

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Google Jam – 世界から天才たちが本社に集う1日このエントリをはてなブックマークに登録

23000人から選び抜かれた0.1%の天才23人がGoogle本社に集い、プログラミングスキルをだけを武器に黙々と作業をこなすGoogle JamがMountain View本社で先週行われました。Google App Engine上で動作するコンテスト用プラットフォームで自分の得意なプログラミング言語を駆使し、課題に立ち向かっていました(最終ラウンドの課題は、電話会社のセルタワー構築における最大効率化とのことです)。



何と表現したら良いか分かりませんが、この会場の熱だけは動画を見るだけでひしひしと伝わってきます。人間工学的にデザインされた最新キーボードではなく、10年以上愛用してきたシミだらけのキーボードを持参して戦いの臨む人がかなり多いようです。ここまで熱中できるものがあることに、もはや清々しさすら感じ、嫉妬心を感じざるを得ませんでした。ちなみに、今回は2年連続で中国出身のLou Tianchengさんが優勝したそうです。

↓2年半前に行ったGoogle本社です◎


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“Make Saving Money Fun!” – アイディアを考えてみるこのエントリをはてなブックマークに登録

貯金はしんどいもんです。地球で唯一のEconomic Animalの人間にとってお金というものは魔物で、目の前にあると使いたくなってしまうものです。豚の陶器に入っていれば金づちで割ろうとする衝動を日々抑え、銀行口座の預金額を見れば「こんなにあるからちょっとだけ」と自分の嫌な甘さを痛感せざるを得ません。。。


そんな苦しい貯金をどうすれば楽しくすることができるのか。“Make Saving Money Fun!” というのが、今年のGlobal Innovation Tournament 2009のお題です(Webサイトで公表されるより早く発表されました)。このGlobal Innovation Tournamentは、StanfordのSTVP(Stanford Technology Ventures Program)がバックアップしている、世界50ヵ国以上の学生が応募し、想像力と創造力をフル回転させ、インパクトあるアイディアを生み出していくという1年のうちの1週間だけ開催されるイベントです。今回のスポンサーはIntuitという個人資産管理やスモールビジネス支援サービスを提供する会社のため、このようなトピックになったんでしょう。ちなみに様々な部門で賞が送られ、受賞者にはシリコンバレーの会社見学ツアー、Segwayを作ったDean Kamenの研究室招待ツアー、Guy Kawasakiとプライベートに朝食できる権利、Stanford Summitにいつでも無料で入場できるプラチナチケット、などまぁビジネス臭のプンプンする景品ばかり笑 せっかく貯金うんぬんが議題なんだから賞品ぐらいドバッとウン万ドル!って感じの方が我々貧困学生にとっては頑張るモチベーションになるわけですが笑

昨年の2008年は、使い捨てのペットボトルをどう活用するかというお題で、面白いアイディア・プレゼンの受賞者はいーっぱいいました◎ 例えばこれはペットボトルで自転車のフェンダーを作った学生たちの動画です。アイディアを思い付いた背景、マクロ的な市場調査・動向分析、製品開発、製品有無時の比較考察、これをのっけからテンション高く撮っています。ですが、彼らがやったことと言えば、ペットボトル2本をそれぞれ縦に半分に切ってつないだだけ。これは完全に見せ方・表現の勝利。良く言うと面白い、悪く言うとしょうもない。


さて、今年の”Make Saving Money Fun!”に関してですが、ちょっと自分なりにアイディアを出していこうかな。あわよくばDean Kamenと会えてSegwayもらえるかも!という淡くそして下衆な期待を込めて、ちょっと考えてみたいと思います。一応MS&Eで技術経営を学んでるので、まずはインターネットのソーシャル性を活かすというアプローチで貯金を楽しくしてみようと思います。

銀行口座やPaypal経由での貯金額をバーチャルマネー(VM)と連動させる(貯金額分だけバーチャルマネーGetってこと)んですが、このVMは「自分のために使ってはいけない」ルールがあり、この貯金額分のVMを友人や他のユーザーに分け与えるわけです。で、VMが貯まればその分いろんなゲームやアプリケーションが使えるようになったり、ゲーム内全体もしくはコミュニティー内における自分の「好感度ランキング」が上がったり、ということ。そのVMを分配してもらえるようにするためには「○○をしたい!」「○○という目標がある!」「○○円貯金中!」「○○円を皆に分配した!」というセールスポイント(下世話なものも可)を列挙してアピールするわけです。で、VMをもらったら必ず感謝コメントを送り返さなければなりません(手書きの感想を紙に書いて写真に撮って送ったらもっと面白いかも)。まぁ現実的な事業化までにはまだまだ精査する必要がありますが、これを通じて貯金することで、『楽しむことができる』『人の夢を応援することができる』などのポジティブさが生まれる、はず。

『人の夢を応援する』というのに焦点を絞れば、貯金して得たVM分のポイントを他のユーザーの途方も無い夢やビジネスプランに投資し、毎月のポイント獲得ランキング上位の人はTVプロデューサーや投資家に直接アピールするチャンスを得られる、って感じにしたらどうだろうか。現金の移動は無いにしろ、自分の貯金を相手にあげてしまうというまさにアンチ経済学スタンス笑 まさに”Pay Forward”を地で行くわけです。ただこの”Pay Forward”は他のグループも絶対標語で使ってくるよなぁ。。。

あとは、ドSの女の子が私の口座にお金振込なさい!って言って指定金額振り込んだ(=貯金した)途端にゃんにゃん甘えてくるツンデレ貯金アプリ。…これは、ぱっと思い付いたけど文章に書き起こしながら嫌になってきたので、却下。

ネット関係無しでいくと…貯金額の紙幣・硬貨を使って贅沢な服(硬貨の場合は鎧)を作ってみる、と。これ1回作ったら崩すのが惜しいから貯金になるかなぁと思ったんですが。実際、ちょっと作ってみたいし笑

あとは貯金箱をfunnyにする、と。↓少なくともこいつを上回るレベルが必要かな笑


1)貯金という行為そのものを面白くする
2)貯金にかかわるモノ(お金・貯金箱・人間の行動)を面白くする
3)”Saving Money”を、「お金を救う」に訳して貯金という概念と離れてみる

何か考え出すとキリがないなぁ…。もうちょっと考えて、ビジネス寄りというか、本当に「こいつおもしれぇ」って言わせるようなアイディア作ってみたいですね。せっかくなんで日本とアメリカを股にかけられるような…何か面白いアイディアあればシェアして下さい!(^^

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いかにして初期のGoogleは世界中から天才を集めることができたのか。このエントリをはてなブックマークに登録

これは驚いた。というより、考える規模がでかい。企業をスケールさせるためには、何より初期の人材の優秀さとサービス範囲のイメージが鍵だと自分は思っています。これは無名だった頃のGoogleがいかにして世界中から天才たちを集められたのか、というお話です。『Google誕生』でも触れられていない真実のストーリー…あまりに印象深かったのでそのまま転載致しました(『My Life in MIT Sloan』より)。うん、一回思考の枠組みを取っ払ってしまおう。自分でも、できる!!


Woojaeは1999年頃、イギリスのケンブリッジ大学の博士課程に留学しており、研究のため物理の研究室にいた。その時、同じ研究室に、15歳でインドからハーバード大学に留学し、飛び級して7年で博士号まで取得し、22歳にしてケンブリッジ大でポスドクをやっていた天才がいたと言う。大学では、金属の表面にショックを与えたときに起こる振動を、数値的に計算するアルゴリズムを開発していた。その彼が、ある日突然、「アメリカの企業に呼ばれて、そこに就職することにした」と言い出す。

「何て会社?」と聞くと、「Googleという会社だ」という。

Google?そんな聞いたこともない会社に何故行くんだろう?とWoojaeは思った。その数週間後、またWoojaeはGoogleという耳慣れない名前を耳にする。

彼の研究室が入っていた建物の隣は、理論物理の建物があった。そこには、車椅子の天才、宇宙物理学者ホーキングの研究室がある。当時ホーキングの研究室には5人の大学院生がいたそうで、彼らはケンブリッジ大学でも誉れ高い、「選ばれた天才」だった。

ホーキング研究室の大学院生は、ホーキングが頭で考えている数式を、彼の表情や彼が操作するジョイスティックで示されるカタコトの言葉を頼りに、黒板に板書し、ともに議論することが出来る才能を持っている必要があった。ところがその貴重な大学院生5人のうち、2人もが突然博士課程を退学する。

「Google」という聞いたことも無いアメリカの会社に行くためである。

その二人は、当時一部で流行っていた、脳科学のアナロジーでアルゴリズムを作って初期宇宙の数値計算をする、という研究をやっていたという。とにかく、ケンブリッジ大学の物理学科の天才学生を3人も奪っていったGoogleに、Woojaeは興味を持つ。その後、いろんな人に話を聞いて、事の全容が分かってきた。


1998年にGoogleを創業した、Larry Pageという男が、1999年、世界中の計算機科学の基礎研究に携わっている「天才」学生にアプローチしたらしい。Larry Pageは、自分のいたスタンフォード大学の計算機科学の教授を5人、相談役として雇う。その教授のネットワークで、「これは天才だ」という学生を見つける。その全ての学生に、FedExで、スタンフォード大学の教授の手紙と、ファーストクラスの往復チケットを送る。

「是非あなたの研究について話して欲しい。パロアルトに来て話してくれませんか?」

まあ学生なら、スタンフォードの誉れ高い教授にファーストクラスのチケットを送られたら、行ってみるだろうな。それで、Larry Pageと教授たちが「面接」する。見事面接を通った学生たちが、本格的にアトラクトされる。Larry Pageが、当時既に考えていた、検索エンジンの構想と、将来的にはデータマイニングの手法で、人々の生活の隅々まで入っていくサービスを確立する夢を語るのだ。

この方法で、世界中の「天才学生」にアプローチしていった、という話。

これが「天才」学生のネットワークで更に広がっていく。
採用された元学生たちは、自分の知っている「天才」たちに声をかけていく。
Larry Pageが夢を語って、アトラクトする。

こうして集められた天才学生たちは、Googleの検索エンジンの開発を成功させただけでなく、その後Googleの新しく、面白いサービスを次々に開発するリーダーとして活躍していったそうだ。

Googleの初期の数々のイノベーションは、Larry Pageの確固たる夢と、こうやって集められた「天才学生」によって実現していったのか。
Larry Pageの天才を探す方法も面白いが、初期の時点でそれだけの天才を集めることが成功の鍵だと認識していた先見性がすごい。

参照:「初期の無名のGoogleがどうやって世界中の天才を集めたか」 – My Life in MIT Sloan

天才が天才に夢を語る姿、想像するだけでその場の熱気が伝わってきます。日本の東大でこれをやったからといって同じような逸話になることはまず無いでしょうね。世界中の尊敬を浴びるStanfordに在籍していたがゆえに可能な壮大なスケールのプロセスだと思います。目的の達成のためきちっとバンテージポイントに立ち、最高の結果を得るため手段を問わず最善を尽くす(Stanfordというネームバリューやリソースを使い倒す)美学の徹底には感服せざるを得ません。自分の夢が世界を変えると100%信じていないと躊躇してしまいます。100%信じていたからこそ、周りの人たちがその夢に向かって一緒に走ってくれるようになるわけです。当時のLarry Pageは、今日のGoogleの姿がもう想像できていたのでしょうね。優秀な人材の獲得プロセスだけではなく、徹底的に自分の信じた道を貫くことがいかに大事か、ということをこの話で学ぶことができました。

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