FacebookがFriendFeedを買収 – 加速するリアルタイムWeb

フィード集約など様々なWebサービスを統合的に利用可能にしてくれるライフストリーミングサービス(時系列情報を使って日々の行動をリアルタイムで記録するWebサービス)を提供するFriendFeedが、2009年8月9日にSNS最大手Facebookに買収されました。情報過多の時勢にマッチしていただけでなく、元Google社員(Bret Taylor、JimNorris、Paul Buchheit、Sanjeev Singh)が開発していたこともあり、俄かに注目を集めていたWebサービスです。The Wall Street Journalによれば、買収金額は約5000万ドル(50億円)とのことで、内訳は現金1500万ドル+Facebook株式3250万ドルなどとのこと。
FriendFeed公式Blogでは、「我々はFacebookとビジョンを共有しており、非常に有能なFacebookチームの一員となれることに FriendFeedチームは非常に興奮している。これを契機として我々がFriendFeedで開発した多くのイノベーションをFacebookユーザー2億5000万人に提供することができ、またFacebookの熱意あるエンジニアたちと共により簡単にネット上の友人と情報を共有する術を作ることができる」とコメントしています。また、当面FriendFeed.comは現状維持でサービスが継続されるとのことです。
ライフストリームの詳しい情報や具体例は『ブログの未来はどうなる–新しいコミュニケーション手段「ライフストリーミング」』が明るいですが、Twitterの多方面での普及を筆頭に、この買収案件によりリアルタイムWebが注目を浴び、俄然市場規模の拡大が加速するでしょう。そもそもWebの本質がリアルタイム性なので当然といえば当然なんでしょうが、元来の構想にテクノロジーの使い方・見せ方(≠技術的本質)が追いついてきたというところでしょうか。本買収に関してはFriendFeed内の有望な人材を囲い込むのが大きな狙いとされています(創業者4人と残る14名の社員もFacebookに移籍する見込み)が、今後のWebサービスが扱う「時間軸」に対する考え方に、今一度焦点が当て直されたように自分としては感じました。
参考:
SNS の「Facebook」、フィード集約サービス「FriendFeed」を買収
FacebookとFriendFeed、買収発表直後に行った両者へのインタビュー
FacebookとVMWare―名門ベンチャーキャピタル、Benchmark Capital、2打席連続ホームラン

