Googleは今までM&Aに何億円費やしてきたのか?

世界中の優秀な人材を囲い込み、検索エンジンを軸に独自情報技術を構築し続けるGoogleは、M&Aを企業戦略に組み込みその一挙手一投足が注目される存在です。そんなGoogleが今まで手掛けた買収案件は、後のGoogle Groupsの原型となった2001年2月12日のDeja買収を皮切りに、約50件(2009年8月現在:List of acquisitions by Google – Wikipedia)。この中で最も買収金額が高かったのが、ディスプレイ広告市場のプラットフォーム分野で市場を牽引するDoubleClickの買収額31億ドル(2007年4月13日当時で約3700億円)でした。この買収によりGoogleはWeb1.0世代を代表するオンライン広告市場を手中に収め、本来ライバルのYahoo!が差別化戦略としていたディスプレイ広告から検索広告に至るまでの総合広告サービスを提供する広告企業へと進化しました。MicrosoftやYahoo!をこのDoubleClickから遠ざけることができただけでGoogleはかなりの成功だと評するアナリストもいるくらいです。
買収金額が公表されていない案件も多数ありますが、恐らくGoogleがM&Aで費やした金額は優に1兆円を超えているでしょう。ライバルを意識した対競合企業戦略や、「育てるなら買うべし」の指針に基づく加速的成長戦略として、時間と人材をお金で買っているわけです。Googleの「お買い物」は世界各国が注目し、インターネットビジネス市場に大きな影響を及ぼすので、これからもその動向を注目し続けなければならないでしょう。注目のGoogle M&A企業リストはWikipedia内のこちらからご確認頂けます。→List of acquisitions by Google – Wikipedia
しかしながら、GoogleのM&A担当幹部曰く現在M&Aチームからの投資案件数は減少中で、ファンド総額100億ドルのGoogle Ventures(シード資金・初期段階投資に特化)が組成され、以後のGoogleのベンチャー投資は全てこのGoogle Venturesに集約されるとのことです。


