Marc Andreessen さすがの一手 – Netscape創業から3億ドルVC設立まで

Netscape Communicationsの創始者Marc Andreessen氏が、ビジネスパートナーのBen Horowitz氏と共同で、IT企業をターゲットとした新たなベンチャー・キャピタルAndreessen Horowitzを設立したとブログを通して発表しました。投資資金は3億ドルで、1社あたり5万ドルのアーリーステージから5000万ドルのレイトステージまで出資し、新興会社の立ち上げ段階だけでなく、成長過程での援助も視野に入れます。設立者からの株式購入、公開株への投資、レバレッジド・バイアウト向け融資なども手がける予定とのことです。
インターネット黎明期のWebブラウザMosaic(Netscape Navigatorに改称)の開発とIPOで23歳にして一躍億万長者となったAndreessen氏。NetscapeはMicrosoftのInternet Explorerの勢いに押される形でAOLに買収されるも、Loudcloud(2001年IPO)・Opsware(2007年HPが16億ドルで買収)の設立、DiggやTwitterなどの新興IT企業への投資など、業界の雄として君臨し続けてきました。最近ではSNS構築プラットフォームNingの開発を手掛けて好調な発展を見せており、eBay、並びにFacebookの社外取締役にも就任しています。
Web1.0時代からインターネットビジネスを見続け、常に第一線に居続けるAndreessen氏のお墨付きとあれば、その信頼を担保にユーザー獲得やシステム開発、その他マーケティング・営業活動も確実に行いやすくなるはずです。特にSilicon Valleyでは人と人とのつながりを非常に大切にしますし、それがAndreessen氏ならなおさらです。CleanTechバブルが弾けたとはいえその勢いに押され気味だったSilicon ValleyのITベンチャーは泣いて喜んでいるのではないでしょうか。
“Trust is essential to building a great company. Trust requires the highest standard of ethical conduct, which we will strive hard to achieve and maintain.(信頼は大企業構築のための決定的要因です。信頼には道義的行為の最高基準が求められ、それを達成し維持するために我々は一生懸命に努力しています。)”
Californiaの深刻な財政難でSchwarzenegger州知事がまたも非常事態宣言を発表する中、”there continues to be a special magic to Silicon Valley”と言い切るこの圧倒的な力。やはりSilicon Valleyに行くと決めて良かった・・・こうした渦の真っ只中に身を置ける幸せ、それを十二分に噛みしめることができた記事でした。せっかくの好機、真っ向からのプレゼンを彼に挑戦してみたいです!

