スタンフォードのキャリアフェアで思うアメリカ人の笑顔の奥底

10月6日にFall Career Fair 2009、翌7日はStanford Computer Forum Job Fairと、Stanfordキャンパス内にてキャリアフェアが行われました。特に6日のFall Career Fair 2009はアメリカ全土から約230もの企業・団体がStanford構内に一手に集う学内最大規模のキャリアイベントです。まぁ一学内イベントで軽くBCF(ボストンキャリアフォーラム)に集まる企業数を超えちゃうわけですよ笑 そういう求心力があるというのはやっぱりStanfordの魅力です。
6日のFall Career Fair 2009は、Amazonからアメリカ海軍まで、シンガポール政府からNASAまで、業界や国境の垣根を越えた様々な企業・団体・組織が1ヵ所に集い、将来を嘱望されるスタンフォードの学生をリクルーティングしています。これが1年で最も大きなキャリアフェアだと聞いて、卒業後の就職活動はまだですが情報収集のためにビシッとアメリカ上陸後初スーツを着て会場に行くと、皆ほっっとんど私服。。。さすが西海岸スタイルと言いますか、普通に学生がサングラスしたまま社員の人(この社員もサングラスかけていたりする)と話していたりして、そりゃもう日本の就職活動とは全く趣の異なるものでした。普通に人事の人がブースの中で足組んで携帯で喋りながらハンバーガー食べてましたし笑 翌日のComputer Forum Job Fairは、GoogleやらYahoo!、AppleやらPixarやらいわゆるIT系企業が約40社近く集まり、Computer Science/Electric Engineering専攻向けにブースを出展していました。
2つのキャリアフェアとも、1)企業ブースで会社概要・募集職種を教えてもらったり自分の希望する職種や条件(eg. フルタイムかインターンか)を説明したりして、2)レジュメを渡して(もしくはレジュメ添付用のメールアドレスを教えてもらって)、3)別日に開かれる各企業ごとのセッションの開催日時や場所を教えてもらう、というのが大体の企業の流れです。もちろんBCFのようにその場で内定Get!なんてことはほぼ皆無(だと思います)で、このキャリアフェアで自分の会社に接触を図った能動的な学生に対して、個別の企業説明会来訪または面接のオファーを行うというのが出展企業の目的です。
渡米後初の就職活動で気付いたことが、こちらの現地の人は目を見て笑顔で話は聞いてくれるけれども、それでおしまい、ということ。体当たりでいろんな企業のブースに行って話を聞いてみたんですが、どの企業の人事の人も、たどたどしい英語で話す外国人の自分に対して笑顔で接してくれて自己紹介もうんうんと頷きながら聞いてくれます。でも、やっぱりありきたりの企業説明やどんな職種を求めているかなどの、Automatic Responseしか返ってこないのがほとんどでした。まぁ上記のようにキャリアフェアにおける企業の目的というのもありますし、まだフルタイムの仕事を探していなかったということもありますが、そこには「意思疎通できるようにもっと英語力磨いてから来なよ」・「F-1ビザ学生を抱えるのは若干面倒臭いんだよねぇ」・(特にTech系企業は)「最低でもComputer Scienceの学士号無いとダメでしょ」などという暗黙の圧力を感じずにはいられませんでした。豊富な知識量・高い専門性は言うまでもなく、インスタント・コミュニケーション能力の高さが求められることを、彼らの笑顔の奥に秘めたモノから読み取ることが出来たような気がします。そこからさらに突っ込んで聞いたり冗談を言って場を和ませるだけの英語力が無かった自分も大いに反省すべきで、例えばFacebookのブース内の人事全員を笑わせていた天パのアメリカ人男子学生を見て、やはりここでも「あぁ、自分はまだ力不足だなぁ」と痛感しました。これらは全部自分の考えすぎかもしれないけれども、もし現実的にそう思われている可能性は低くはないと思っているで、対策として次の機会にどのように克服すべきかを今のうちから考えておかなければなりません。ちなみに自分の強みを語る際に冗長になってしまうのが今の自分の欠点で、10秒くらいでサクッと説明できる「俺ってこういうヤツ!」という”強み”を持てるよう自分に磨きをかけなければなりません。表面的ではないもっと深みのある知識なり経験なりをさらに積んでいかなければならないと危機感を肌で感じることができました。
そしてまぁ後半から若干キャリアフェア巡りの目的が変わり、ジョブサーチからフリーグッズサーチに変わってしまうという情けなさ…笑 何か面白そうなフリーグッズがあれば立ち止まり企業担当者に”Hi!”と声をかけ自分を売り込み、ある程度会話を交わして1)→2)→3)の流れを一通り済ませた後、”Can I take one?”でフリーグッズゲット笑 ちなみに下の写真は2日間のキャリアフェアで獲得した戦利品の数々。とはいえ、幾つかの会社からは色良いレスポンスをもらえたのは非常に良い経験になったし(Lucas Filmやadmob、SkyGridやSONY USAなど)、自分に足りないものとは何かを客観的に考察でき、危機感の醸成・モチベーションの向上という意味で自分にとっては非常に価値のある2日間でした。



about 4 months ago
以前書き込みさせて頂いたものです。
さすがスタンフォード、不況の影響を感じさせませんね。参加企業の業種に偏りとかありませんでした?金融は上向きでも製造業はまだ立ち直っていない、なんて話を聞いていたので、工学系PhDを目指す身としてはやや不安です。記事を拝見したかぎりITはわりと元気な様ですが。
JTPAのSVツアーに参加していたんですね!僕は応募して落とされたクチです。倍率高し・・・。
about 4 months ago
>akiraさん
参加企業の業種としてはやはりTech系が多かったですね。どうしてもシリコンバレーのど真ん中という環境要因がありますんで。Morgan StanleyとかJ.P.Morganとか肩身が狭かったと思いますよ?笑 テクノロジー業界について言えばやはり資金調達・M&Aの市場も活気が戻ってきつつありますね。
JTPAのSVツアー応募されたんですね。僕が行った2007年は競争率6倍ぐらい(?)だったと思います。今はツアーではなく1日カンファレンスみたいな感じで若干残念ですが。。。